ホットココアのキミ
前進

一緒に

「なんか照れちゃうな…あの頃のこと覚えててくれるなんて…」

「そんなこと言われるとこっちが照れちゃいますよ…」

そして二人で顔を見合わせて微笑み合う…


幸せだなって思った。


「なんかすごく幸せで寝ちゃうのがもったいないなぁ…」

思わず私は思っていたことを口にしていた。

「俺も…起きたら夢だったら…とか考えたら怖いな…」

「でも…そろそろ寝ないと朝日が出ていちゃうね…」

なんとなく寂しい気持ちから私は俯いて膝を抱えた。



「ヒナ…家に帰る…?」



光輝からの提案に、私は勇気を振り絞って自分の気持ちを伝えた。



「え…っと…一緒にいてもいい…?」



「いいの??」



光輝は少し驚いたような声だった。

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