ホットココアのキミ
「ただ、一緒に居たいなって思って…」

「じゃぁ一緒に寝よ…俺もヒナを抱きしめて寝たい」

「うん…」

膝を抱えたままの私を光輝は横から腕を回してそっと抱きしめた。

そして私の手を取りベッドまで連れて行くと、布団を捲り先に布団に入った。

「ヒナ、おいで…?」

「…うん」

光輝に手を引かれ、私も布団に入ると正面から抱きしめられた。

私の鼓動も早くてうるさいくらいだったけれど、それよりも光輝の鼓動が早くてなんだか笑みがこぼれた。

「今日は何もしないから」

「…うん、ありがとう光輝…」

「ううん…おやすみ、ヒナ」

「おやすみなさい…」



そして私たちは抱き合ったままゆっくり近づいてくる睡魔に体をゆだねた。
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