ホットココアのキミ
それから二人でテレビを見ながら食事を済ませ片付けもさっさと終わらせソファーに座ると時間は15時。

狭いソファーに寄り添いながら二人でまったり食後のココア。

特に話題もなく、テレビをぼけーっと見ているのも何となく不安で話題を探して光輝に話しかけた。

「光輝、これからどうする?」

「あ、俺友達から飲みに来ないかって誘われてるから行こうかなって思ってるんだけど…」

「そっか、楽しんできてね!何時に出かけるの?私もそれに合わせて買い物に出かけようかなっ」

「あと一時間くらいかな…」

「そっか、あんま時間ないね…」

「でも、こういう時間すげぇ幸せ」

「私も」

そう呟いて、頭を彼の方に預けた。

そして彼は私の手を似優しく握りしめた。
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