君なしじゃ、いられない。



「あとね、僕のこといつも男だって忘れてる。あり得ない。」


私の耳元にあった顔は移動して私を色っぽく見つめる。


「そんな里香にはたっぷりとお仕置きをしなきゃね?」


頬を優しく撫でる千春くん。

その長いまつげが可愛い顔に影を落とす。


おっお仕置き?


トンッ


「っ。」


声になからない声が出る。


私は千春に軽く肩を押されてその場にゆっくりと倒れていた。

そしてそんな私の顔の横に両手を置く千春。


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