君なしじゃ、いられない。

素顔。




「ん....。」


あれ、ここ.....。


「やーっと起きた。もうどれだけ寝たら気が済むの?」


私の横に座って愛おしそうに私の頭を撫でる千春。

千春、千春、千春と言えば.....


「〜っ!!」


「あはは。どーしたの?里香?」


私がこんな態度をとってる意味がわかっている癖に千春はいつものように可愛く笑う。


「さっきの里香ちょー可愛かった。ね、もう一回しない?」


「しない!!」


「えぇー。何でぇ。」


千春が叫ぶ私に抱きつく。

そして耳元でこう言った。


「里香なしじゃ、いられない。」



END.




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