明るい光のその先に
第一章【明りと光り】
朝は苦手…
「ぃ…ぃ……ろ」
「…?」
「明!起きろ!」
ビクッ
年子で生まれた私達…
光とは一歳差…
私達にはお母さんがいなくて…
パパはシングルファーザーで
私達を育てた
「明、おはよう」
私は言葉が喋れないので
ホワイトボードに「パパ、おはよう」と書いた
「父さん、あの…さ」
「ああ、はいはいちょっと待って」
パパは書類を持って来て、光に渡した
「なんだっけそれ?」
光には手話で通じるので
光は「お前は出さなくていいの」と言って
私の頭をくしゃくしゃにした
朝食を食べ終え、ママのネックレスを首にかける
これは、私が生まれたとき
誰かに貰った、大切な物…
あの優しそうな、手は誰だったのだろう…
「ぃ…ぃ……ろ」
「…?」
「明!起きろ!」
ビクッ
年子で生まれた私達…
光とは一歳差…
私達にはお母さんがいなくて…
パパはシングルファーザーで
私達を育てた
「明、おはよう」
私は言葉が喋れないので
ホワイトボードに「パパ、おはよう」と書いた
「父さん、あの…さ」
「ああ、はいはいちょっと待って」
パパは書類を持って来て、光に渡した
「なんだっけそれ?」
光には手話で通じるので
光は「お前は出さなくていいの」と言って
私の頭をくしゃくしゃにした
朝食を食べ終え、ママのネックレスを首にかける
これは、私が生まれたとき
誰かに貰った、大切な物…
あの優しそうな、手は誰だったのだろう…