明るい光のその先に
わたしは次の日に目が覚めた…
一晩中なにも食わず…何も飲まず
私のお腹は空腹に近い…

だけど、食べる気がしない…
「明入るよ…」
光が入ってきて…
手にはお粥を持っている

「この間の明の話覚えてる?」
「ママの話ですか?」手話で返事をする
「そうそう…父さんに聞いたんだけど
明と同じことを言ってた…」
「そう…」
「うん……っ!?」
すると、光は何かに気づき
私の腕を掴んだ

「何だよこれ!」
「たいしたことないです…」
「お前…いじめられてるのか?」
「仮にいじめられると言って
お兄ちゃんはどう動くんですか…?」
「っ…」
言葉に黙る光…
この日は学校に行った
パパはすごく心配してたけど
大丈夫と言って
家を出た

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