明るい光のその先に
「明、これ売店のお金ね」
パパは、私に五百円を渡してニッコリ微笑んだ
パパは私の手話がわからないので
ホワイトボードに「有難う」と書いた
「気をつけるんだよ」
「うん」
そう書いて私は光と家を出た
光は私の隣で
「母さんってどんな人だったんだろう」
「あっ…あのね!」
私は必死に手話で伝えた
「ん?なに?」
「ママは優しくて
だれにも指図されずに
まっすぐ生きてたんだって!」
必死に伝えた
だけど、私がこうやって誰かにモノを伝えられるのは
光とパパだけ
他の子に私は障碍者扱いされ
近寄られない
それが続いた所為か
人付き合いが難しくなっていた
パパは、私に五百円を渡してニッコリ微笑んだ
パパは私の手話がわからないので
ホワイトボードに「有難う」と書いた
「気をつけるんだよ」
「うん」
そう書いて私は光と家を出た
光は私の隣で
「母さんってどんな人だったんだろう」
「あっ…あのね!」
私は必死に手話で伝えた
「ん?なに?」
「ママは優しくて
だれにも指図されずに
まっすぐ生きてたんだって!」
必死に伝えた
だけど、私がこうやって誰かにモノを伝えられるのは
光とパパだけ
他の子に私は障碍者扱いされ
近寄られない
それが続いた所為か
人付き合いが難しくなっていた