明るい光のその先に
第七章【止まらない】
パパの弟である蓮先生に恋をした私…
ダメだってわかってる
わかってるのよ…
だけど…止められない…のよ

恋するのは自由じゃない?
みんなはそう思わない?
暗い部屋のベッドで蹲って寝ている私

「明…」光が部屋に入ってくる
私は手話でバツマークを出した
今はしゃべる気にはなれない

真剣に悩んでいるのよ…
光を見ることが…できない…
「明、こっち向けよ…」
ベッドの手をついて耳元で囁く
明らかに…いつもの光と違う声
「お兄ちゃん…?」

私が振り向いた瞬間

ちゅっ…


「!?????」
「お前が父さんの弟を好きなら
俺は明が好きなんだよ…」

切なそうな顔をする光を
私はどう捉えたのだろう…
キスをされたよりも…
複雑な気持ちを強く抱いてしまった…

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