明るい光のその先に
第十二章【両親の思い出】
部屋を片付けていると
私は名前を呼ばれた
呼ばれた方にいくと
パパが私においでの合図をしている
近寄ると、真っ白なアルバムを
愛おしそうにみるパパがいた

「母さんの思い出だよ…」
「美しい思い出達…?」
「そう…琉良が生きていた時の…」
アルバムを開くと
私が行っている高校にママとパパと
結季先生ともう一人…まさかこれって
「あっ玲也の科学番組!」
パパが必死にテレビを見ている
そして私は不意に思った
玲也教授に似てると
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