明るい光のその先に
第十三章【告白】
蓮が帰って来て
学校も始まり
私はすごく複雑な気持ちになっていた
蓮と私が付き合っている事を
いつまで隠し通せるか
薄々光が気付いているような気がして溜まらない
そんな気持ちに駆られていた

「明…めーい!」
「光…」
私はリングのネックレッスを揺らし
振り向いた

「元気ない?」
光が心配そうな顔をしたが
私が首を振るとにこっと笑って
頭を撫でる
「ためすぎはよくないぞ!」
その優しさが、私の心を砕いた
< 73 / 81 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop