【 腐りかけのteenager  】
振り向くと、背の高い男の人が立っていた。

「あっ…すみません…。」

私は慌てて階段を駆け下りようとした。

が、体が動かない。

振り向くと、私の襟を男の人は引っ張っていた。

「お前、マキだろ…?」

「はぃ…。そうですけど、何で知って…」

「この学校にお前を知らない奴なんていないと思うぜ。超ー有名じゃん!」

えっ…?私が有名…?

「で、何しに来たの?」

「あっ…ちょっと…見学…部活に…」

私は何故か片言の日本語で返事をした。

「そっか、そっか。」(-^-^)/(/_・)

その男の人は私の頭を撫でた。

「おーい!新入り!」

その人は突然、みんなに声を掛けた。

「えっ…?ちょっと…まだ…」

(-_- )-C< ゚д゚)Ξズルズル

私はたどたどしながらも、卓球台の横に連れて行かれた。
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