【 腐りかけのteenager  】
「今週の日曜、久しぶりに遊ぼう!街にでも、行こうよ!」

私は楓と今までの様な仲に戻れるような気がした。

「ごめん…今週は智佳子と街に行くんだ…。」

「そうなんだぁ~。智佳子かぁ~。懐かしいなぁ~。」

智佳子とは同じ中学校で、私達は仲が良かった。

「じゃぁ、3人で遊ぼうよ?」

私は話を持ちかけた。

「ごめん…。」

えっ…?

私の思考回路は止まった。

あまりの冷たい返事に声が詰まった。

「…そっか。じゃあ、来週は?」

私は重たい口を開いた。

「ごめん…。」

えっ…?

私は意味がわからなかった。

「じゃぁ、いつなら良いの?」
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