【 腐りかけのteenager  】
私は1秒もしない内に泣いてしまうのが解った。

友達に見捨てられた上に泣き顔まで見られるなんて最悪だ・・・。

私は気が付いたら走り出していた。

真っ直ぐの道のりをひたすら走った・・・。




走った・・・。




走った・・・。




「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・。」

私は力つきて木陰にしゃがみ込んだ。

久しぶりに10分近く全力で走ったら、想像以上にハードだった。

ゆっくり後ろを振り向いてみた。

楓が追いかけてきてくれているかも・・・という期待と望み・・・。
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