【 腐りかけのteenager  】
「これからよろしくね!私の事はマキって呼んで!」

「うん。こちらこそ!私は涼子。リョーって呼んで!」

私達の話は尽きることなく、授業中もずっとたわいもない話しをしていた。

おじいちゃん先生は耳が遠くあまり私語が耳に入らない様子で、笑い声が煩いと幾度か注意された位だった。

リョーは想像以上に面白い子で、私達は意気投合した。

趣味や男性観、好きな芸能人や好きな食べ物・・・

私達は学校の帰りに一緒に街に出た。

何をするわけでもなく、ファストフード店に入り2人してハンバーガーにかじりつきながら3時間はその場で過ごした。

私はリョーに部活の話をしてみた。

リョーはまだどこにも所属していなく、今探し中だという。
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