【 腐りかけのteenager  】
「いいの?」

リョウ君が私にそっと聞いてきた。

「うん…。優しくしてね。」

いつか漫画本で読んだフレーズ…

私はそう思いながら、リョウ君の背中をギュッと抱きしめた。




ゴメンね…



リョウ君はとても優しくしてくれているはずだった…




いったぁ~い!!



私は一気に目が覚めた。

何これ!こんなに痛いの?!

私は下唇を強く噛み、必死で布団を握り痛みをこらえていた。
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