【 腐りかけのteenager  】
「今度会う場所、どこかいいとこ知らないかなぁ~?」

「えっ・・・?会うんですか・・・?」

「そりゃぁそうでしょー。会わなきゃ、お仕置き出来ないからねぇ~。」

「解りました・・・。」

殺されるよりはまし・・・殺されるよりは・・・そう自分に言い聞かせた。

「人目に付かないような場所知らない?空き屋とか。」

空き屋・・・

「知ってます。家の近くにあります。」

「じゃぁ、そこで!人目に付かない時間が良いから、朝4時に集合。遅刻すんなよ!」

そう言い、男は電話を切った。

朝4時って・・・。

どうやって家出よう・・・。

絶対怪しまれるよぉ~・・・。

私は不安と恐怖で今にも吐き出しそうだった。

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