【 腐りかけのteenager  】
体重100kgを思わせるような、でかい図体。

頭にはパンチパーマ。

キチッとしたスーツを着て、煙草を吹かせながら私を舐めるようにして見ている。

その声とは裏腹に私を見る目は明らかに鋭かった。

私は本当に殺される・・・

と思った。

「向こう行こうか。」

震える手を懸命に押さえながら、私は男の後を付いていった。

まるで奴隷のように・・・。
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