【 腐りかけのteenager  】
ボロボロになった制服を抱え、私はトボトボと家までの道のりを歩いた。

家路の途中にある古びた床屋さんの時計が目に付いた。

5時かぁ・・・。

もうすぐで親が起きる時間・・・

どうしよう・・・

出会したら・・・

どうしよう・・・

制服も汚い・・・

どうしよう・・・

どうしよう・・・

私は家に近づくにつれ、現実に戻ってきた。

まるで今までが夢の中の出来事であったかのように・・・。

私が家に着くと両親はまだ布団の中に居る様子だった。

私は急いでパジャマに着替え、ベッドに潜り込んだ。
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