【 腐りかけのteenager  】
「もしかしてつまらない?」

モデル男は犬のような表情で私を覗き込んできた。

ちょっ・・・

ドキドキするから止めてよ~!

綺麗な瞳をうるわせながら見つめられたら、女なら誰だって鼻血寸前だ。

「つまらない訳じゃ・・・。でも、面白くない!」(*゚▽゚)◆ゞ

私はきっぱりと答えた。

だって本当なんだもん。

こんなところで見知らぬ奴らと酒を交わすより、智也と一緒に居た方がどれだけ幸せか・・・。

「えっ・・・?言うねぇ・・・。」( ゚  ゚ ; )

モデル男は意表を突かれたような顔をした。

「あっ・・・。別にモデル君が面白くないとかじゃないよ。こういうのあんまり興味ないって事。今日だって人数合痛っ・・・。」

私の太股に抓りが入った。

横を見ると主催者のルミが形相を変えて私を睨んでいた。

あっ・・・。

それはタブーな訳ね。

了解!

私は足下でゴメン!と合図をした。
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