【 腐りかけのteenager  】
車庫を見ると智也のバイクがあった。

家にいる・・・。

私は直ぐに電話をした。

もう一度・・・

もう一度だけ合って・・・。

ちゃんと話しをしたら納得するから。

プルルルル・・・

・・・・・。

私の耳に、智也の声は入ってこなかった。

私は勇気を出して家のチャイムを鳴らした。

「はーぃ。」

いつものように可愛い声で外に飛び出てくる智也のお母さん。

「あら、マキちゃん。いらっしゃい。智也なら2階よ。

 智也~!マキちゃんよ~!」

そう声をかけ私を二階に誘導してくれた。
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