【 腐りかけのteenager  】
「はっ・・・?何これ?」

「俺、隣のホストクラブで働いてるんだ。良かったら来てよ。勉強になるよ!」

あぁね~。

そう言う事!!

この子はきっと仕事が始まる前の時間潰しに来たのだと思った。

そして、夜のお店で働く子はストレスで心が病んでしまう。

そう言うときのお薬は、同業者に癒してもらうのに限るって訳だ。

現に私のバイト先の子で、ホストクラブにどっぷり浸かってる子がいた。

もちろんバイト代は全てホストクラブに注ぎ込まれる。

勿体ないとしか言いようがない。

「ところでさぁ~、マキちゃん何で本名でバイトしてんの?」

えっ・・・?

何で本名って分かったの・・・?

私は少し戸惑った。
< 237 / 312 >

この作品をシェア

pagetop