【 腐りかけのteenager  】
◆看護学校3年生
私達の勉強は夏から本格的に追い込みに入った。

国家資格を取得する為、毎日毎日・・・勉強詰めだった。

何で看護師になんてなりたいと思ったんだろう・・・。

私は毎日が後悔の日々だった。

しかし、ここで諦めたら今までの2年間が水の泡。

私は泣きながら毎日を送った。

戻れるものなら高校生に戻りたい。

毎日何も考えずのんきに遊んでいた自分が懐かしかった。

今こんなに苦労するのなら、もう少し勉強癖を付けとけばよかった。

そんな後悔ばかりが頭を過ぎる中、試験の日時は無情にも近づいてくる。

試験の日の事は全く覚えていない。

いつ始まったのか、いつ終わったのか・・・。

私は、ただただ緊張のベールに包まれていた。

そして、ついに合格発表の時が来た。

私はパソコンに向かった。
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