【 腐りかけのteenager  】
ピロリロリン♪

またもや電話-

こんな時はそっとしておいて欲しい・・・

そんな気持ちが私の心に浮かびながらも、電話に出た。

「マキ?番号あるよ!」

ルミからの電話。

「無いって!何回も確認したよ!」

私は投げやりな態度で接した。

「マキ、番号間違ってない?」

「いくら私でも、そんなにバカじゃないよ!」

「マキの番号は『10872』だよね?」

「えっ・・・?『10873』だょ・・・?」

私はもう一度、クシャクシャに握られて丸めてある受験票を恐る恐る開いた。


1・・・0・・・8・・・7・・・
< 246 / 312 >

この作品をシェア

pagetop