【 腐りかけのteenager  】
「何ですか?」

私はとぼけたふりをし、話しかけた。

「あのぅ・・・。一目惚れをして・・・。良かったらメールしてください。」

そう言って私に名刺を差し出すと、彼は勢いよく病棟を後にした。

なんだ・・・。o( ̄o ̄;):

私はホッと肩を撫で下ろした。

ヤクザ男の友達じゃなかったのね・・・。

それに、キョドってたのは私に話しかけるタイミングを見計らってたから?!

なんだか可愛く思えた。

名刺を見ると

『社会福祉課 尾崎健二』

と書いてあった。

なんで役所の人が来るの・・・?

仕事の暇潰し?

私は良くこの国の社会事情を知らなかった。

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