【 腐りかけのteenager  】
「俺たち結婚する事にしました。」

健二さんが話す。

お・・・親子でしょ~?

何なのこの空気!!

私は心の中でつっこみを入れつつ、教育のギャップを感じていた。

「そうか。子供が出来たとかじゃないんだろうなぁ?」

「いぇ。違います。私達が決めた事です。」

「そうか。好きにしなさい。」

「ありがとうございます。」

そう言うと健二さんは深々と頭を下げた。

「マキさん、と言ったかね?健二とは同じ職場かね?」

「いえ。あっ・・・。はい。マキです。・・・。職場は看護師をしております。」

私の動揺は隠せなかった。

こんな事なら、先に一度遊びに来ておけば良かったぁ・・・。

そんな後悔が頭を過ぎる。

「そうか。じゃぁ、介護は完璧だな。」

「はい!」
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