【 腐りかけのteenager  】
「なんだよ、その言い方ぁ!お前が隠してたから悪いんだろぉ~が!ちっとは反省せんかぁ!それにお前のオヤジは何だぁ~?明らかに私に介護を押しつけるような言い方してただろうが!ふざけんなよ~!看護師だからってニコニコ親の面倒見るほど私はお人良しじゃないんだよ!!」

「な・・・なんだよそれ・・・。」

健二さんは明らかに鳩が豆鉄砲くらった様な顔をしていた。

「じゃぁ、お前は俺の両親の面倒を見る気はないんだな!」

健二さんは怒りながら言い放った。

「そう言う事言ってるんじゃないでしょ!そう言う事は前もって言ってくれないと。2人の問題でしょ!」

「もし先に言ってたらお前は俺の親の面倒を快く受け入れたのかよ?」

「当たり前でしょ!!!」

「だったら、今日知ったって一緒だろうが!」

「一緒じゃないわよ!隠されてたみたいで腹が立つ!」

売り言葉に買い言葉・・・。

私達は、この日付き合って初めての大喧嘩をした。
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