【 腐りかけのteenager  】
次の日、私は寝不足のまま仕事に行った。

「マキちゃん大丈夫?目の下クマが凄いよ・・・。」

先輩に指摘された。

「それが・・・悩みがあって寝られなかったんです・・・。」

私は泣きそうな声で先輩に一部始終話した。

「Gucci男・・・。これは計画的犯行だね!」

先輩は腕を組みながら私に探偵のように話してきた。

「病院で看護師を狙ってナンパしてきたのも、これでつじつまが合うね~。親の介護の為だったかぁ~。やられたね~!今ならまだ間に合うよ!そんな一家に嫁に行ったら大変な目に合うよ。」

先輩は満足そうに私にアドバイスをしてきた。

「あ・・・ありがとうございます。2人でしっかり話し合ってみます。」

私は健二さんを信じたい・・・。

決して私に声をかけてきたのは、親の介護の為なんかじゃないよね・・・?

私の事、本当に好きだから・・・

だよね・・・?
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