【 腐りかけのteenager  】
その日の夜は、夕食を作る気にもならず私はボーっと椅子に座り健二さんの帰宅を待った。

繋がらないままの携帯電話・・・。

時計が7時を回っても健二さんの姿は無い・・・。

本当にどうしたんだろう・・・。

やっぱり、事故・・・?

私は心配になり、職場に電話した。

「もしもし?社会福祉課の尾崎健二さん、いらっしゃいますか?」

私は他人のフリをし電話した。

「もう帰られてますが・・・。また、明日かけ直していただけますか?」

「あっ・・・そうですか・・・。分かりました。」

ツーッツーッツーッツーッ・・・

受話器から聞こえる虚しい音を、私は一時聞いていた。

「今日は帰ったんだって。」

アハハハハ "o( ̄▽ ̄メ )。o0○((殺す))

「って、どっから通ってんだよぉ~!!!」

やっぱり、前言撤回!!!!!(メ▼ロ▼)凸

浮気を水に流すなんてそんな事私には出来ないね!

「テメェ~、何処ほっつき歩いてんだよぉ~!!!」

私は怒り狂ったクマのように、ソファーの上に置いてある大きなクッションをひたすら殴った。
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