【 腐りかけのteenager  】
「えっ・・・・・・。マキ・・・?」

健二さんの声は明らかに動揺を隠せなかった。

「テメェ、今すぐ帰ってこい!!!話しがある!」

私はそう言い、電話をブチッ!と切った。

徒歩3分の距離の道のりを、奴は30分もかけて帰って来やがった。

「座りな!!!」

私は奴に命令した。

「何だよ!その言い方は!」

健二さんは私を睨み付けながら言い放った。

「はぁ~?テメェ、私に口答えする気かぁ~?」

私も腕を組んだまま、睨み返した。

だが、健二さんも負けてはいない。

「お前が悪いんだろうが!」

健二さんは訳も分からない事を言ってきた。

「はぁ?私が悪いって、私が何したんだよ!浮気がばれて家に帰れずにいるアホな男は、何処のどいつだよ!」

私は殴りたい気持ちを必死に堪えながら文句を言った。

「はぁ?俺が浮気したって何処に証拠があるんだよ!」

なっ・・・何なのこの男!!!

浮気の証拠?!
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