☆空色の傘☆【完】
「次、ラストね♪」
機械がカウントダウンして…「1っ」チュッ…
思わず…
「うゎぁ!?キスプリっ?はずい~( 〃▽〃)」
とか言って真っ赤になりながら、なんだか場所を移動して、画面に向かい操作してる。
「ほら、空くん、書き込めるよ?
ハートとか、書いちゃう?」
見るとさっき撮ったのが画面に出ていて、タッチペンで蒼が名前やらいろいろかいていた。
そして携帯にも画像がきて、キスプリは俺らの待ち受けに。
出来上がったプリクラをみて蒼は大喜び。
それをみた俺も、大満足。
☆☆☆
5時頃になり、そのまま松宮の公園に行くことにした。
ボードは今日は持って歩いてるから。
俺らみたいな、卒業生以外はまだ休み期間じゃないから、ようやく集まり始めた感じ。
蒼はいつものベンチに座り俺を見てくれてる。
陸也がやって来た。
「よぉ~プリクラ行ったってぇ?」
「相変わらず情報早えぇ…」
「んなこた、どうでもいいからさ
そのプリ、見せなって。ニヤッ」
陸也は俺の洋服に付いてるポケットに手を入れようとしてくる。
「うわっ!止めろって!」
逃げる俺と追いかける陸也。
周りは茶化しながら騒いでるだけで、蒼まで笑ってた。