☆空色の傘☆【完】


蒼を見てると唇に目がいく。


次にハッとすると、胸をガン見してたり。


キスすると、5分以上は当たり前で、さらに止まらなくて、抱き締めてる体を撫でたり触ったりし続けてる…


ヤバいよ…マジにヤバい…。


これから夏休み、薄着の蒼を見たら…衝動を抑えられるか自信がない。


かといって、浮気は論外。


蒼以外を触りたいとも思わないし、実は試したDVDでも、今までみたいには俺自身が反応しなくて。


あぁぁ~~!!


こんなんキツい…


「はぁ…」


ため息を亮一に聞かれ「どうした?」なんて言ってくるけど、こんなん言えるか?


『蒼としたいけどどうしたらいい?』


なんて…


☆☆☆


テスト前だから公園には行かないで、どっちかの家で勉強。


これがまたキツい…


隣や向かいに大好きな蒼。


ドキドキムラムラ…はっきりいって、俺はちっとも勉強にならない。


好きだから触れたいって素直な欲求を、どうして素直には彼女に言えないのかな。


蒼なら、ちゃんと俺を受け止めてくれると思ってはみても、ここにきてヘタレな自分がそれを抑え込んでしまう。


あぁ…今の俺にはテストより大問題だった。



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