新撰組とドS娘
始まり
「...新撰組が江戸で顔を広げた事件は-...」
「.....」
「まぁ、新撰組ってのはょ~って桐山ぁ起きろぉおお!!!!」
「チィッ…うっせぇな~もうちょっとでケーキの山に行けたのに…」
…そう可愛らしい夢を見ていたのは…
合気道、日本大会優勝、剣道、全国大会優勝
見た目も美しく、頭もそこそこ良い。
いわゆる…【天才】だ。
「ハァ…どう責任とるんだ?あぁ?ヽ(゚Д゚)ノ」
そう舐めた口調で言う【桐山澪】。
「黙れっ!!ガキみたいな夢見とるくせに生意気なっ!!…あっ!お前ガキだったなぁ~ごめん、ごめんwww」
「てめぇ…ケーキの山なめんじゃね~ぞっ!!」
「うるせぇ!!!お前話聞いてたのか?」
「聞いてたに決まってるじゃね~かぁ」
「じゃぁ~鬼の副長の名前は??」
…鬼の副長??誰だょ!!…うーん(゚_゚)。あっ!!!
「野口秀夫だろ~」ドヤ
…は??…
クラスのみんながそう口を開けている。
「ハァ…それは千円札の人だよ…」
「プッ…」「クスッ」
「はぁ??…待て、千円札は織田信長だろーよ…
ってかさっき笑った奴ぶっ殺す。」
「お前歴史はバカだなぁ」
溜め息を吐く歴史の先生を無視し、笑った奴に向けてこう言った。
「笑った奴~今謝れば腕一本で許してあげるよ~」ニコッ
-笑った奴達-[心の声]
…えぇえぇえ((((゜д゜;))))
あの笑顔が恐えょ~…腕一本ってちぎんの??
まじやべぇよ…俺まだ死にたくね~よ
マミーィ 助けてー ((((゜д゜;))))
-その頃マミーは-
「いやぁ~美味しい」
黙々とみかんを食べているのであった。
時間はたち-放課後-
「クソッ!!!あの野郎ふざけやがって!!なにが補習だよっ!なにが新撰組だよ~!!
…
チィッ、結局笑った奴も出てこねーし!!」
そう、あの後澪は柴田に(歴史の先生)補習を受けたのだ。
「今度笑った奴が分かったら生き埋めにしてやる」
そぅ恐ろしい言葉をイライラしながら吐いた。
その時
「キィッ」
耳元でアクセルを踏む音。
澪がそちらを向くと…眩しい光に一瞬で包まれた。
………
「大丈夫かぁ!?」
そう言って車から飛び出した男の人は目を見開く。
「え??」
-そこには-
少女の姿もカバンも何もかもなかったからだ。