ぶらばん!
「月野真兎は…いつも寝てるなー…そんなに授業詰まんないか?」

「いや、そんなことないです!きょ、今日はちゃんと予習もやって…」


はっ!
ク…クラスメートみんなが私を見ている…



クスクスと教室中にひろがる笑い声に
私は顔を赤くして
もう穴があったら本当に入ってしまいたかった。



その日を境に

つきの まと

の名前は教室中に知れ渡り、クラスのほとんどと話すようになった。


まぁ…このポケーっとした性格で
いろんなヘマを今までしてきたわけだけど
今回に限っては…良しとしようカナ・・・・?










──キーンコーンカーンコーン・・・

「起立ー。礼ー。」
「「「おねがいしまーす」」」


「えー…コレからホームルームを始めます。まず、来週の月曜に部活登録があります。」

ん?部活登録?


「この間のホームルームでも言ったように原則一年間はどこかの部活に所属してもらうから各自決めとくように。」



え…知らなかった…
てかそんなこと言ってたっけ!?!?
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