空色の瞳にキスを。
■6.ナナセとリーゼロット
1.リーゼロットの翼
昔々、あるところに素敵な天の王女様がおりました。
王女様はとても元気で、こっそり空のお城を抜け出して街へ遊びに行くのが大好きでした。
いつものようにお城を抜け出して街を散歩していたある日のこと。
王女様は美味しそうなパンの匂いの漂ってくるお店を見つけます。
同じ年頃の男の子が営むそのお店のパンはとても美味しいものでした。
それ以来、街へ遊びに来る日には必ずそのお店へやって来るようになりました。
いつしか二人は仲良くなり、お互いに想い合うようになりました。
そしてどちらかともなく結婚の約束をして、将来を誓い合いました。
ちょうどその頃、なにも知らない王女様のお父様、天使の王様が同じ天使の貴族と結婚させようとしました。
すると、王女様は国王様に向かって言いました。
「嫌よ!
私はあの人と結婚するんだから!」
そう言って王女様はパン屋の若者のもとへと走りました。
国王様は、王女様と若者とがとても愛し合うその様子に折れて、二人の結婚を許しました。
翼を持った王女と地上の若者は、天と地を繋ぐ架け橋に。
そして二人は、末永く幸せに暮らしましたとさ。
王女様はとても元気で、こっそり空のお城を抜け出して街へ遊びに行くのが大好きでした。
いつものようにお城を抜け出して街を散歩していたある日のこと。
王女様は美味しそうなパンの匂いの漂ってくるお店を見つけます。
同じ年頃の男の子が営むそのお店のパンはとても美味しいものでした。
それ以来、街へ遊びに来る日には必ずそのお店へやって来るようになりました。
いつしか二人は仲良くなり、お互いに想い合うようになりました。
そしてどちらかともなく結婚の約束をして、将来を誓い合いました。
ちょうどその頃、なにも知らない王女様のお父様、天使の王様が同じ天使の貴族と結婚させようとしました。
すると、王女様は国王様に向かって言いました。
「嫌よ!
私はあの人と結婚するんだから!」
そう言って王女様はパン屋の若者のもとへと走りました。
国王様は、王女様と若者とがとても愛し合うその様子に折れて、二人の結婚を許しました。
翼を持った王女と地上の若者は、天と地を繋ぐ架け橋に。
そして二人は、末永く幸せに暮らしましたとさ。