【BL】俺がお前にできること
そのあと甘い空気が流れたけど、次の授業はさぼれないから僕たちは早歩きで自分の教室に帰った。
まだ休み時間あるし、トイレ行ってから教室戻ろーと。
るんるんとトイレへ行き、さっきのキスやヒナの甘い声を思い出して、にまにましてた。
あれって、付き合うことになったのかな?
告白しても
ヒナから付き合うOKもらってないし、まだなのかな?
…明日にでも聞いてみよ。
「ふふ…先輩……」
「なに、弥生きもいぞ」
「!?…剛先輩っ!! ち、ちがいます、今のは独り言で…」
「ははっ、だろうな(笑)
さては陽向だろ? お前、顔に出すぎ」
「うっ……顔に、出てますか?」
手を洗っていたら鏡越しに剛先輩が笑っていた。
うぅ…恥ずかしい…。
「おう、つか陽向を否定しないってことは、やっぱ陽向関係なわけね~♪ 今度はどんなイタズラされたんだよ(笑)」
イタズラ…てゆーか、恋人になるかもしれないって話なんだけどな……
剛先輩とヒナは親友みたいなもんだし、言っても大丈夫かな?