【BL】俺がお前にできること



弥生は後ろに倒れこみ、弥生を後ろに引っ張ったヤツの胸に収まる。



「ごめんねー、翔太くん。
弥生ちゃんと二人っきりで遊びたいから、もう行くわ」



「せっ、先輩!? もうバッシューも買ったし、そろそろ帰―――んんっ」



あ。弥生の口が先輩の手で塞がれた。



「とにかく!郁馬の方も楽しんでるんだし俺らは行くな」



「はい。わかりました。また部活で」



郁馬がそう言えば陽向先輩と弥生は歩き出した。( 弥生は無理矢理、歩かされてる気がするが )



「んーなになに、弥生ちゃん?…ふむふむ。早く二人になりたいって?うん、俺もだよー。じゃあ行こっか」



いやいや、先輩!
弥生なにも言ってないから。

てか、先輩の手のせいで
もがもが、しか言えてないから。

しかも、ものすごく嫌がってますから。



たくさんツッコミしたかったが、弥生たちの姿が消えると、郁馬が行こう、と言ったので、まあ…いっか、ってなってしまった。





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