【BL】俺がお前にできること




そこから僕と陽向先輩は
よく一緒にいることが増えた。


僕は一目で陽向先輩のことが大好きになり、暇さえあれば陽向先輩に会いに行っていた。



もちろん、その“好き”は、憧れのもの。
一人の人間として先輩が大好きだった。




だけど。
僕は少しずつ変わっていったんだ。




『弥生ちゃん、俺の膝の上おいで』


『おい、陽向~。いくら何でも弥生を甘やかすなよ~』



僕の中学には、給食があって
給食を食べ終わると
決まったメンバーで次の授業まで屋上で集(たか)る。







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