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第一幕
夏目-said-12月24日~夕方~
「これから、11月24日に起きた、連続通り魔事件の裁判を始めます」
裁判長の一言で裁判が始まった。
「おい、大丈夫か?」
右隣に座る上司の世多警部が、私を心配そうに見ていた。
「だ、大丈夫です……」
そう答えるが、握り閉めている手には、冷や汗をかいていた。
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夏目-said-12月24日~夕方~