「何か用?」


いつの間にか、青年は扉の前に立ち、此方を見ていた。


「あの、私、警視庁捜査一課の夏目春葉と、申します。此方は上司の世多警部です」


私は世多警部に視線を向け言った。

そして、視線を戻すと、青年は首を傾げていた。


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