幕末桜
沖田さんがそう言ったその瞬間木の陰に隠れてた侍が数人、土方さんと沖田さんを囲んだ。

「…新撰組だな…」

「…いかにも……」

「覚悟っ!!!!!!」

突然切り掛かって来た。

土方さんと沖田さんはそれを素早く避け、相手に峰打ちをして気絶させていた。

「強い………」

相手は気が狂っているのか、ただ刀を振り回しているだけだった。

凄い…

数人相手にたった2人で……

しかもほんの一瞬の事だった。

「…ちゃん、蝶ちゃんっ!!」

「あっ……はいっ!!」

「ごめんね、大丈夫?」

「沖田さんと土方さんこそ……

お怪我ありませんか!?」

「俺は無いけど…

土方さんが……」

「ん、あぁ…かすり傷だ。心配するな…」
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