幕末桜
事が終わると、蝶ちゃんが僕達に駆け寄って来た。

その瞳は涙で潤んでいた。

蝶ちゃんは土方さんの肩に目をやると、

いきなり僕に顔を向けた。

するといきなり僕に短剣を貸してくれと言う。

(…短剣などなにに……!!)

すると蝶ちゃんは僕の短剣で己の着物の裾を切った。

それを土方さんの傷口に……。

土方さんの顔がどんどん赤くなるのか分かる。

……まさか土方さんも………?

あーあ、これからどうなるんだろうか。

蝶ちゃんはこれだけの美人面だ。

あの3馬鹿さん達が黙って無いだろうなー。

まぁ……

手ぇなんか出したら…

容赦なく切り伏せてあげるけどね♪

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