【コラボ】パラレル・ラブストーリー
「ウッ!!」
「なんだよ」
「りゅ、龍真の笑顔……破壊力抜群で、私鼻血が出そう」
「はあ?
そんなことで、これから大丈夫かよ」
え?と見上げた神無のキョトン顔。
その唇に、龍真は自分の唇を一瞬だけ、重ねた。
「……!!」
「これからきっと、もっとすごいこと、するのに」
「は、はうううううっ!!!!」
神無は本当に鼻を押さえて、後にぐらりと倒れそうになった。
そうだ、付き合うって、そういうことだ……。
神無の頭をありとあらゆる妄想が駆け巡る。
その後頭部を、地面に落ちる前に龍真が支えた。
「ベリーロールしてんなよ」
「あ、あう、あううううう」
「……お前、意外と想像力たくましかったりする?」