【コラボ】パラレル・ラブストーリー
きっぱり断れないでいると、調子に乗ったのか、オーランドはずいとまりあの前に出てきて、不躾にその顔を間近でのぞきこむ。
「あんたも、駆け引きが通用せん子か。
直球やないと、あかんかな」
「はい?」
間近で見たブルーの瞳はとても綺麗で、吸い込まれそうになる。
まりあは少しだけ、自分の胸が高鳴るのがわかった。
こんな風に見つめられたのは、初めてだったから。
「僕、まりあちゃんに一目ぼれしてもうた。
なあ、僕とつきあって」
「……ええっ!?」
「ほわぁぁぁっ!!?」
突然の告白に自分も驚いたが、神無も鼻を押さえて倒れそうになっていた。
周りにいたわずかな人影も、こちらに注目しはじめる。