【コラボ】パラレル・ラブストーリー
「告白してるぞ!」
「大胆だなあ、さすがアメリカ人」
「僕はイギリス人や!
好きなもんを好きや言うて何があかんねん!」
「ちょ、先輩!」
笑いながら大声でギャラリーに話しかけるオーランドを、さすがのまりあも止めに入った。
これはとっても恥ずかしい。
やめさせようとして、その腕を軽く叩く。
するとその手が逆にぎゅうと握られてしまった。
「よーし、行こうやまりあちゃん!」
「えっ、どこに?」
「どこでもええで?
カラオケでも公園でもホテルでも♪」
「!?」
最後、何て言ったの!?
混乱するまりあの手を、オーランドがさらにぎゅっと引っ張った。