【コラボ】パラレル・ラブストーリー
「あああ、あの、いきなりつきあうっていうのは、無理です。
あたし、先輩のこと全然しらないので」
勇気を出したまりあの言葉も、のれんに腕押し。
「そやな、やからお互いを知らんといかんよな」
オーランドはにこりと笑い……
困り果てたまりあの頬に、軽く口付けた。
「……!!」
「ふおわあああああっ!!」
またまた神無が倒れそうになる。
それを見て、またまりあも倒れそうだった。
今、何された!?
「あー、可愛いなあ、今度は口やなー」
「ちょ、ちょ、ちょ……っ!!」
「キスしてみたら、色々わかんねんで?
なんたって、そこからが全ての入口やねんから。
キスの相性が良ければ、その後の相性もええのよ。
してみんと、何もわからんで?」