【コラボ】パラレル・ラブストーリー
リカイフノウ────。
まりあコンピューターは、容量を越えました。
ぷしゅう、と額から湯気が出るような錯覚に、まりあは襲われる。
脱力したその顔に、オーランドの唇が近づく。
ぎゅうと目をつぶった瞬間、
バキッ!!
まるで漫画みたいな音がして、風が前髪を揺らした。
おそるおそる目を開ける。
すると、オーランドが自分の後方に吹っ飛んでいるのが、見えた。
「……?」
「って……」
オーランドはわき腹を押さえて立ち上がる。
「なんやねん、瑛!!
邪魔すんなやー!!」
彼が指さしたのは……
拳を握り締め、厳しい目で彼をにらみつける、
岡崎瑛だった。