Last.
「メール、しない?」
「え?」
「仁とメールしたいな、って(笑)」
本当は
怖くて仕方が無かった。
嫌われるんじゃないか、と
断れるんじゃないか、と。
でも後悔だけは
絶対にしたくなかった。
「・・・ええよ?」
「へ?」
「メールしよ」
「本当に?」
「本当。本当。(笑)」
予想外の言葉に
心拍数が高くなって
パソコンの前で
私は思わず笑みを零した。
To:ひな
Sb:無題
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ひー、
俺やで俺。
分かる?(笑)
送られてきた
1通のメール。
これが私とキミの
本当の始まり。