Last.
アドレス
「仁から・・・?」
掲示板を見ると
仁の書き込みが
1つだけあった。
「病気大丈夫なんか?
あんま無理すんなよ」
そんな書き込み
些細なものなのに
私にとっては
涙が溢れるほど嬉しいもので。
「仁ただいま。」
「あ、ひーやん!」
「ごめんな?心配掛けて」
「病気大丈夫なんか?」
「もう平気(ノ∀`*)」
「良かったわ-」
戻ってきた日常
私が大好きだった
仁の優しい性格も
何ひとつ変わっていない。
「なぁ、ひー。」
「なに-?」
「俺なかなか来れなくなんねん」
「此処に?」
「おん」
悲しくなんてなかった、
寂しくなんてなかった、
だって
決心はついていたから。