運命鑑定
-キョウカ-
「おはよーっ!! 美紅ちゃん」
「ん。おはよー」
クラスメイトと挨拶をかわしながら、あたしは真っ直ぐ叶華の席に向かう。
「お。美紅おはよ。」
今日はいつもよりニコニコしていた。
なんだ、2人で登校でもしてきたの?リア充め。と思いながらも普通に挨拶する。
すると、あたしの心の内が分かったのかちょっと怪訝そうに聞いてきた。
「何?怒ってんの?」
でも、残念。
昨日はあのあと、やっぱり運命鑑定が気になって眠れなかったのです。
そのせいで今日は顔がひどいから勘違いしてるんだね。
そう説明したところ、
「え!?運命鑑定、やってみたの!?」
と違うところで大きな反応した。
あ、怒ってないってことは無視ですか。